建設は死闘 破壊は一瞬

「 建設は死闘 破壊は一瞬 」

 

最近私の脳裏に、こんな言葉が思い出されました。

20代の頃、

美容室の受付という仕事から転職し、

父や叔父をはじめとする家族経営していた

管工事業の経理事務をしていたとき、

上司にあたる私の父がよく言っていた言葉でした。

「仕事も人間関係も信頼関係が大事。


破壊は日々の中で突然やってくるもの。


だからこそ、コツコツと積み上げて


建設していくことは死闘なんだ。と。」

私はなかなか人に対して

「嫌い」という感情などは

湧かないタイプなんですが、

最近とある人間関係の中で

どんどんその方に

心のシャッターが降りていくのを

感じている自分に気が付き

驚いた瞬間がありました。




私はその方を以前からとても好きで、

心から応援していただけに自分の感情に気がついたとき、

そんなことが起きるのかと、とてもびっくりしました。




メタ認知(※)をしながら振り返ってみると、

それより少し前からその人が度々している行動や言動に、

冷たいな〜素っ気ないな〜など、

知らずのうちに無意識レベルで

どこかギスギス感を感じていたことに気が付きました。




私がその方の思いや

バックグラウンドに思いを馳せながら、

考えて伝えた言葉に「大きなお世話だよ!」

と言わんばかりのすごく冷たく返ってきたように

感じたことだったりと、

一つひとつ感じていた感情が見えてきました。




そのことで自分がどういうことで傷つきやすいのか?


どういうことで人に対して、心のシャッターが降りやすいのか?


そういうところも見えてくることができました。




私はその方へ私が感じていることを伝えるつもりはありません。

もしその方がいつも同じような思考や感情の感覚で、

毎日を過ごしていたら、

私以外にも同じような繰り返しがあるかもしれません。



人間は同じように残念なコミュニケーションをしていると、

必ず嫌でも気づくときがくるんです。


私もお恥ずかしながら、よくよく経験済みです。


それで冒頭の言葉が久しぶりに「こんにちは」したというわけです。


私は今回のことを

天井から見下ろすような見方で考えたとき、

相手に伝えることよりももっと大事なことに気が付きました。

「相手がどうではなく、自分がどうあるべきか。」

相手にそのような態度をとらせてしまったのは、

私の伝えるタイミングが悪かったのかもしれないですし、

私の選んだ言葉が悪かったのかもしれないですよね?

その方だけの問題ではない。


もしくは

お互い

「伝わったことが伝えたこと」

だったのかもしれません。

結論

だからこそ私はこれからも

たくさんの希望の花束を抱えて


コミュニケーションを学び続けたいと思っています。



※メタ認知とは「もうひとりの自分の視点で、自分を客観視してみる」
その物事を思考や感情や価値観などを天井から俯瞰して捉えてみること。

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