人には守りたいアイデンティティがある

こんにちは〜!

先日、TCSを開講させていだきました。

なんと、私がコーチであることは伝えても絶対開講することはないと思っていた、親族にです。笑

いろんな意味で緊張しました^^;

TCSでは、クライアントが周囲の人物を何名か上げていただくワークの場面があります。

昔からよく知っているクライアントでしたので、
私はあの人とあの人はきっと出てきそうだな〜と思っていました。

ところがそこにはまったく出てこなかったのです。

私はついついいつものノリが出てしまって、あの人はいいんですか?

と聞いてしまって、、
「ん?その人は全然いいの〜」との答えに
私は内心びっくりしていました。

その日から何日かそのことを考えていました。

でも考えていくなかではじめて、クライアントが思い描いている望む未来は
いくら身近な親族であってもわかり得ることがない場合もあるんだなと。

そして私が近しい親族ということで、
潜在的に出せるところと出せないところをクライアントの無意識レベルの中で
切り分けて受講された可能性もあるのかもしれないという
2つのことに気づきました。

アイデンティティの部分に触れられて、自分の感情や思考が乱れそうと察すると
無意識レベルでご本人が気にしていないところで
脳が処理して遠回りに避けようとする働きもある可能性もあるかと。

「この人の前ではこれだけは守りたい」というものが
きっと誰しもあったりするんですよね。


でも私自身としては
そのときにコーチとしてそこを掘り下げることができなかったことを
嘆いたり、私の伸びしろなんだとまでは思いません。


コーチングは、そのときそのときに瞬時に心の中を
パッとだせるものだけではないので、
クライアントの中にどんな形にせよ
問いは残るのでそれがそのときでなくても
時が経っていきなり現れて悶々と考え出すことも
珍しくありません。


その変化は本当に人それぞれで
内容もそれぞれだと思っています。


唯一の伸び代はクライアントの上げるであろう人物を
いくら親しい親族とはいえ
私が思い込みと決めつけてしまっていたことです。


そしてクライアントの守りたいアイデンティティを
先に気づいてあげたかったなと思います。

コーチだからクライアントを応援したいのはもちろんなんですが、
近しい親族だからこそもっと理解してあげたかったなと思いました。

でもこれをきっかけに、もっと。


ちなみにクライアントさん。

年齢もあって、終了後はだいぶお疲れさまになっておりました^^;

テキスト1冊とはいえ、やはり普段考えないようなことを考えるなると
なかなか脳にはハードワークなんですよね。


私も受講したときはとっても爽快に疲れていたのを覚えています!!笑

ひょんなきっかけで今回の開講に至ったわけなんですが、
この方に開講できたことが私自身とても幸せでした。

それではまた〜!

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